支部長挨拶

東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故から10年以上が経過し、県内の復興は一つの区切りを迎えましたが、近年においても立て続けに大規模な地震に見舞われ、支部管内でも新たに多くの被害が発生しております。

また、新型コロナウイルス感染拡大もその終息は見えず、経済、文化、ライフスタイルの変容を余儀なくされ、それらは人々の価値観の変化すらもたらしました。社会生活環境のデジタル化、オンライン化が急進し、それに伴い新たな産業やビジネスモデルが生み出されるという、まさに時代の転換点を目の当たりにしていることを思い知らされます。行政書士業務においても様々な分野で法律や規則の改正、申請のオンライン化が一気呵成に進められつつあります。新規法令についてはデジタル原則が適用となり、国や地方自治体で持つデータをバックヤード連携させ、申請や届出はオンラインで完結させることを目指し国のシステム構築が行われていくことになります。

くらしまもる君

このような状況の下、行政書士に求められる役割というものも変容し、災害発生時における自治体からの被災者支援の協力要請、コロナ禍下における助成金・支援金の受付支援など、新たな場面においても行政書士の力が求められており、これまで以上に社会的な認知度も高くなっていると感じます。
郡山支部としては、それぞれの行政書士が市民の皆様や事業者の皆様と行政をつなぐパイプ役としてお役に立てるよう、支部所属会員の資質の向上に寄与する事業活動を行って参る所存です。
身の回りの困りごと、行政への手続や相続・遺言などについて、まずは皆様の身近な行政書士にご相談ください。

福島県行政書士会郡山支部 支部長 根本 重朋


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